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伝統的な「おくるみ」を地元の象徴に 離島・金門で広がる試み/台湾
2020/02/21 14:17:36 小型字 中型字 大型字
(金門中央社)離島・金門に古くから伝わる特有の「おくるみ」を、風獅爺(シーサー)やコーリャン酒に次ぐ地元のシンボルにしていこうとする試みが、地元の有志の間で広がっている。

おくるみは、赤ちゃんを包む大判の布。同地では「花ヒ」と呼ばれ、黒と白の格子模様が定番。綿麻製の180センチ四方の四角形で、中央部には赤い卍(まんじ)の刺しゅうと、丸い鉛の板が縫い付けられている。卍には邪気払いの意味があり、台湾語の発音が「縁」と通じる鉛には、縁に恵まれるようにとの願いが込められているとされる。さらに四隅には、吉祥を招くとされる赤いマークもあしらわれる。子どもの健やかな成長を願う親心を表す品であり、同地では嫁入り道具の一つとされているほか、成人式や上棟式など、人生の節目の儀式でも飾りとして用いられる風習があるという。(ヒ=巾に皮)

同地では、同県商業会(商工会)の李有忠理事長が2015年に花ヒをモチーフにしたピクニックシートや保温バッグ、ネクタイなどを考案。一部の製品が量産化された。このほか、地元出身の作家やシンガーソングライターが散文や楽曲の中で花ヒを登場させていたり、住民が祖母から受け継いだ雑貨店の外観を黒白の格子模様に塗り替えて話題を集めたりする状況も現れ始めている。

(黄慧敏/編集:塚越西穂)
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