(金門中央社)離島・金門県は旧暦8月15日の中秋節(中秋の名月、今年は10月1日)の風習「博状元餅」(博餅)で県内観光を盛り上げようと、来月1日からイベント「金門中秋博状元餅」を1カ月間開催する。今月末から台北、台中、高雄の繁華街で体験イベントを開催し、観光客の呼び込みを図る。
博餅とは6つのサイコロを振り、出た目の組み合わせで賞品を決める遊び。300年を超える歴史があり、戦地政務時期は一時は失われたものの、県は文化の伝承と観光発展を目的に博餅のイベントを復活させた。
来月1日から30日までの期間中、金門尚義空港や県内の特約店舗などで博餅を実施するほか、特約店舗でスタンプを集めれば自動車が当たるキャンペーンも展開する。また、インターネット上でも博餅を楽しめるようにし、賞品として台湾本島と金門の往復航空券を用意する。
尚義空港で15日に行われた記者会見で同県の楊鎮浯(ようちんご)県長は、「中秋節には家族や友人と集まったり、バーベキューを楽しんだりするほかに、もっといい選択肢がある。それは金門に来て博状元餅をすること」だとアピールし、来訪を呼び掛けた。
(黄慧敏/編集:名切千絵)
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