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坑道で音楽祭 歌手と観客が一体に 
2020/11/25 17:04:14 小型字 中型字 大型字
(金門中央社)離島・金門県の翟山坑道で11月7、8日の2日間にわたり、「2020金門坑道音楽フェスティバル」が開かれた。「希望」と「祈り」をテーマに、台湾の音楽家のほか、韓国のバリトン歌手も参加し、観客と一体となって音楽を奏でた。

音楽フェスのアートディレクターを務めたチェロ奏者、張正傑さんは、新型コロナウイルスの世界的流行を背景に、全世界が2020年に最も必要としているのは希望であり、音楽はポジティブな力をもたらしてくれるものだと言及。そこで、坑道音楽フェスを予定通り実施することを決めた。チケットの売れ行きが心配だったというが、蓋を開けてみると、販売開始からわずか5分で完売した。

今年は常連のソプラノ歌手、蒋啓真さんや張さん率いる「弦外之音室内楽集」に加え、韓国のバリトン歌手、ユン・イルフンさんを初めて迎えた。ユンさんは9月に訪台して隔離措置を受けていたという。

ユンさんはオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」や、「セビリアの理髪師」の「私は町の何でも屋」を歌唱。観客も一緒になって歌い、「音楽家だけでなく、観客も音符の一部になった」と張さんは満足気に語った。

ユンさんは、韓国と北朝鮮がいまだに敵対状態にあることに触れ、金門のかつての戦地としての雰囲気を身にしみて感じたとし、天然の音楽ホールである翟山坑道に足を踏み入れるととても感動したと述べた。

主催した金門国家公園管理処の広報を担当する鄭瑞昌さんによれば、今年の坑道音楽フェスは6回の公演で計1200人を動員し、その7割が台湾本島の音楽ファンだったという。鄭さんは、今夏以来の金門観光の盛り上がりを引き継ぐ形で金門の観光やレジャーに経済効果をもたらすことが期待できるとし、音楽を通じて台湾に祈りを捧げ、世界に希望を与えられればと話した。

2日目の8日には、ハーモニカの世界的奏者、李譲さんが出演し、弦楽四重奏とともに交響詩「フィンランディア」を演奏した。
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